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- 2017.01.11 Wednesday
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米軍北部訓練場(沖縄県東村高江・国頭村)のオスプレイパッド(着陸帯)建設を阻止しようと「集中行動」の土曜日の10月8日、座り込みが続くN1ゲート前では県内外から約200人が集まり、早朝から抗議集会を開きました。
菅義偉官房長官が視察で乗ったとみられる自衛隊ヘリコプターが午前11時半ごろ、爆音を響かせながら集会の上空を低空飛行で横切ると、参加者は「帰れ」などと怒りのコールを上げました。
「ヘリパッドいらない住民の会」の女性(55)は、「オスプレイパッドによる一番の被害者は子どもたちです」と、爆音で母子ともに体調不良になった家庭があることを紹介。「あらゆる手で工事を止めたい」と、11人の子どもも原告に加え踏み切った工事差し止め住民訴訟への支援を訴えました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、オスプレイパッドをめぐる国会論戦の内容を報告。面積わずか「0・96ヘクタールのヘリパッド」などとした首相の説明を、政府答弁で「160ヘクタール」と修正させたことを紹介し、「160倍のうそを首相がついていた」と批判しました。
参院会派「沖縄の風」の糸数慶子参院議員も米国大使館へオスプレイパッド問題で申し入れをしてきたことなど活動報告しました。(しんぶん赤旗 2016年10月9日)
安保破棄中央実行委員会は10月5日、衆院第1議員会館で集会を開き、沖縄県東村高江での米軍オスプレイパッド(着陸帯)工事中止を求める署名4万465人分、名護市辺野古の新基地反対署名1万2789人分を提出しました。
安保破棄中実委が提出集会
あいさつした東森英男事務局長は、1カ月間で各組織に加え、個人が「私にできることは」と高江署名を集めたと指摘。「安倍政権の暴挙をなんとしてもやめさせるために、沖縄のみなさんと連帯して今後とも頑張りたい」と訴えました。
出席した日本共産党国会議員15氏を代表して赤嶺政賢衆院議員が連帯あいさつ。自然・生活破壊を全く意に介さない安倍政権を批判し、「着陸帯をつくらせない。沖縄の自然を守るためにみなさんとともに頑張っていきたい」とのべました。
参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表は「打倒安倍政権以外には沖縄が生きる道も、真の民主主義の確立もない」と語りました。
参加団体から「安保破棄中実委の『高江写真パネル』を各地で取り寄せ展示しながら沖縄を語る取り組みを進めている」(新日本婦人の会)「戦争法の発動を許さず廃止するたたかいと合わせて頑張りたい」(全労連)「22、23日の『日本平和大会in三沢』でオスプレイによる人権侵害をやめさせようと訴えたい」(日本平和委員会)との発言がありました。(しんぶん赤旗 2016年 10月6日)
沖縄県東村高江周辺へのオスプレイ用ヘリパッド(着陸帯)建設をめぐり、抗議行動が9月29日、資材搬入口の米軍北部訓練場N1ゲート前などで取り組まれました。
沖縄防衛局は工事用道路のため大規模な伐採をし、ここ数日、大量の砂利搬入が激しくなり、1日30台を超えるダンプが砂利を運び込んでいます。27日には大型の木材破砕機も搬入されました。
この日も24台の砂利を積んだダンプと大型ショベルカー、パネルのようなものを積んだトラック2台、散水車などが北部訓練場内に入りました。
ヘリパッド建設に反対する県民ら十数人が「工事をやめろ」「私たちの島を壊さないで」「これ以上、高江の住民を苦しめるな」と抗議しました。
午後1時すぎには、オスプレイが飛行し、旋回して着陸する様子もみられました。
5年前から泊まり込みながらヘリパッド反対の座り込みを続けてきた那覇市の 女性 (65)は「世界遺産にしようという森を無残に伐採するなんて本当に悲しい。圧倒的な権力の前にくじけそうになるけど、国内的にも国際的にも反対世論を高めて持ちこたえたい」と話しました。
同日、沖縄森林管理署が伐採状況について現地調査に入りました。工事に伴い事前協議の範囲を超える伐採が行われている可能性があるとして、市民団体や日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らが現地調査を求めていました。(しんぶん赤旗 2016年9月30日)
沖縄・高江で強行されているヘリパッド建設に反対する若者団体が9月21日、結成を発表し、活動を開始しました。参院議員会館で行われた合同記者会見には、国会議員や国際NGOの3団体も同席。「建設阻止のため、力を合わせていきたい」と訴えました。
若者団体の名前は「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」。略称は「ヘリパッド建設に反対する緊急行動」です。メンバーは、10代から30代を中心に約40人。今後、高江での活動や、本土での街頭宣伝、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での発信などを計画しています。
会見には、同団体のメンバーから岡歩美さん(25)=社会人=、元山仁士郎さん(24)=大学生=、早瀬道生さん(24)=大学院生=の3人が参加。沖縄県出身の元山さんは「会には、高江で出会った全国の若者が集っています。日本政府は12月にも建設を終わらせようとしている。これに対抗するために『緊急行動』としました」と説明しました。
京都市に住む早瀬さんは「7月に高江に行きました。高江の事態が日常ではいけない。若い世代が怒っています。怒りをいろんな人と共有したい」とのべました。
国際NGOの3団体から「ヒューマン・ライツ・ナウ」の伊藤和子事務局長、「FoE Japan」の満田夏花(かんな)理事、「グリーンピース・ジャパン」の米田祐子事務局長が発言し、「高江の問題を日本、世界に広めていきたい」と語りました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、民進党の石橋通宏、社民党の福島瑞穂の両参院議員があいさつ。赤嶺議員は「島ぐるみのたたかいの大本には、70年にわたる県民のたたかいがある。しかし、沖縄だけでは勝てません。たたかいを広げれば基地建設は必ず止められる」と激励しました。
沖縄のヘリパッド建設反対
「若者有志の会」の声明
沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会が21日に発表した声明を紹介します。
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私たちは、「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」(ヘリパッド建設に反対する緊急行動)です。日本全国の学生が中心を担う、10代から30代の若い世代による集まりです。私たちの多くは、沖縄以外の都道府県で生活しています。
私たちは、現在沖縄・北部訓練場で強行されているヘリパッド(着陸帯)の建設工事に反対し、北部訓練場へのヘリパッド建設の中止を求めます。この工事は実質的な基地機能の強化をもたらすものであることはもちろん、周辺の豊かな自然環境や人びとの生活を破壊するものです。タイミングとしても、機動隊の全国からの派遣が今夏の参院選での伊波洋一氏の勝利の直後であり、また工事に際し十分な説明もなされていないなどの問題があります。何より、これまで沖縄に日米関係の多くの負担を押しつけられていたことを考えれば、「オール沖縄」など現地の抵抗の止まないなかでのこうした暴挙は許されざることです。
私たちは、いま沖縄で起きていることを、沖縄のみの問題でない、日本全国の問題であると、すなわち私たち自身の問題であると捉えます。しかしいま沖縄で起きている事態は、民主主義や地方自治といった、日本国憲法の保障する理念を形骸化させるものです。そして何より、そもそも沖縄に日米安保のための過剰な負担を強いているのは、沖縄以外の他都道府県に生きる私たち自身です。私たちには、行動する責任があるはずです。
(しんぶん赤旗 2016年9月22日)