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    • 2017.01.11 Wednesday
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    第180回国会(常会)衆院予算委 辺野古アセス問題、防衛省の選挙介入問題について

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      ○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。

       私は、きょうは米軍普天間基地について総理に質問をします。
      政府は、昨年十二月二十八日未明、名護市辺野古に新たな基地を建設するための環境影響評価書を沖縄県に提出しました。

       私たち沖縄県民は、新基地建設の断念と普天間基地の閉鎖、撤去を繰り返し求めてきました。昨年十一月には、沖縄県議会が、評価書の提出に反対する意見書を全会一致で可決しました。その後、評価書の提出をめぐって、前沖縄防衛局長の暴言もありました。にもかかわらず、沖縄県民の意思を真っ向から踏みにじって、年内提出を強行したのであります。

       沖縄県庁には、最後まで提出に抗議する我々国会議員、県会議員、そして市民団体や住民らが駆けつけました。それを前にして沖縄防衛局は宅配業者に運ばせようとしましたが、それがうまくいかないと、まだ薄暗い午前四時に、真部局長を先頭に、車で県庁に乗りつけて、県庁の守衛室に評価書の入った段ボール箱を持ち込んだのであります。夜陰に乗じて搬入するという極めてこそくなやり方に、これが政府のやることか、このようにごうごうたる非難の声が上がりました。

       まず、総理に伺いますが、一川前防衛大臣は、年内に提出する準備は進めているが、期限は切っていない、内閣としての総合的な判断の中で進めていくと述べていました。最終的に提出を決めたのは誰ですか、総理が決めたのですか。


      ○中井委員長 田中直紀防衛大臣。(発言する者あり)委員長が指名いたしました。

      ○田中国務大臣 お答えをいたします。
       先生から、この評価書の県に対する届け出につきましては詳細にお話がございました。防衛省といたしましても、その判断がよかったかどうかということは大変反省をいたしておるところでありますが、期限内に評価書を沖縄知事にお届けする、こういうことで届けを済ませたところでございます。

       これから手続を踏んでいくところでございますけれども、この手続は内閣と相談をしながら防衛省が進めておるということでございますので、今、知事から御返事をいただきまして、新たな準備をしていく、こういう段階になっておることを御理解いただきたいと思います。

      ○赤嶺委員 総理、私は、年内提出を判断したのは誰ですか、総理ですか、このように聞いたのであります。

      ○中井委員長 今答えたよ、防衛大臣が。(赤嶺委員「いや、誰の判断かというのは答えてない」と呼ぶ)もう一遍聞くの。

      ○赤嶺委員 今、田中防衛大臣は、お聞きのとおり、ああいうやり方、反省しなければならないと。県民の理解を得られない。ああいうやり方、午前四時に防衛局長が運び入れるようなやり方が県民の理解を得られる行為か、そんな行為でないことは明らかですよ。

       総理は、これまで、沖縄県民の声に真摯に耳を傾け、誠実に説明し、理解を求める、このように言ってきました。しかし、実際にやっていることは全く逆ではありませんか。沖縄県民の声など全く聞いていないではありませんか。

       この間、アメリカ政府は、昨年九月の日米首脳会談、十月のパネッタ国防長官の来日など、事あるごとに日本政府に対し、新基地建設に向けた具体的な進展を求めてきました。総理は、環境影響評価書を年内に提出する準備を進めているとアメリカに伝え、それを現実に実行したのであります。

       結局、アメリカの要求に応じて、県民が何を言おうが、とにかく基地を押しつける、これが野田内閣のやっていることではありませんか。

      ○田中国務大臣 お答えを申し上げます。

       昨年の六月の2プラス2におきまして、代替施設の位置、形状等は日米間で合意したところでございます。日米合意が大前提であることは国の方針でございます。しかし、その手順におきまして、御指摘のあるように、県民の皆さん方に不信を増幅させたということは大変申しわけなく思っておりますし、私も、防衛大臣に就任したところでございますけれども、仲井真知事にその気持ちを先般お伝えしたところでございます。

       何といっても、沖縄県民の皆さん方の御理解がなければこれは先に進まないわけでありますが、この代替を実現することによって沖縄の負担軽減というものは現実になってくるわけでありますから、その点からいいますと、やはり、この合意を推進していくということが大きな課題であると思っております。

       皆さん方に大変そういう面では御理解をいただくと思っておりますし、総理大臣も先ほど答弁をいたしておりますが、適切な時期に沖縄に訪問をする、こういうことでございますので、その土俵を私はしっかりとこれからつくらせていただく、そういう決意で臨んでおることを御理解いただきたいと思います。

      ○赤嶺委員 田中防衛大臣、一言申し上げておきますが、聞かれたことに答えることが誠実な説明なんですよ。聞かれないことをべらべらべらべらしゃべるようなやり方で、県民の理解なんか得られませんよ。

       大体、これは改造内閣以前の判断じゃないですか。内閣全体として判断すると、野田総理、あなたがおっしゃったじゃないですか。あなたがおっしゃっていながら、答弁しようとしない、県民に説明しようとしない。

       今の防衛大臣の答弁でも、これまでのやり方は不適切だったけれども、これからはまた日米合意に沿って粛々とやらせていただきます。結局、アメリカの言うことなら、県民がどう考えようと、どんな気持ちでいようとこれを押しつけていく、こういう姿勢を示しているもの、こういう答弁だったと言わざるを得ません。

       私、きょうは、そういう日米合意を実行するためにあなた方がやっていること、もう一つ重大な問題が発覚しました。これを取り上げてみたいと思います。

       普天間基地のある宜野湾市では、二月十二日投票で市長選挙が予定されています。この選挙にかかわって、私たちのところに重大な内容の内部告発が寄せられました。評価書の提出を強行した沖縄防衛局内で、宜野湾市に在住する職員や選挙権を有する親族を持つ職員、このリストがつくられていたという事実であります。

       私が入手をいたしましたのは、防衛局の総務部総務課人事係が局内の各部の庶務担当者宛てに送ったメールのコピーです。

       日付は、一月四日午後三時九分。主題は、一月六日締め切り、調査依頼について。本文には次のように書かれております。

       現在、人事係においては、宜野湾市に在住する職員については、把握しているところでありますが、職員の親族等が宜野湾市に在住しているか否かについては把握していないことから、下記の件について調査を依頼したいと思います。

       ○当局職員の宜野湾市に選挙権を有する親族(家族、いとこ、親戚)がいる者の状況について

       各部等庶務担当者は、別添のファイルに、1宜野湾市在住の職員及び2宜野湾市に選挙権を有する親族(家族、いとこ、親戚)状況を調査し例のとおり記載して、一月六日までに人事係に提出願います。

      このように書かれています。

       人事係が職務行為として、宜野湾市に在住する職員、さらに、宜野湾市に選挙権を有する親族を持つ職員まで調査し、報告するよう求めているのであります。

       国の出先機関である沖縄防衛局が、職権を使って、職務命令によって宜野湾市長選挙のための有権者リストをつくったということであり、極めて重大です。国家機関の選挙に対する中立公正義務、選挙における地位利用の禁止に反することは明らかです。

       防衛大臣、こんなことが許されるはずはありません。一体、誰の指示で何のためにこのようなリストをつくらせたのですか。

      ○中井委員長 答えを求める前に赤嶺議員に、その資料は後刻理事会へ御提出いただけますか。

      ○赤嶺委員 いつでも提出する用意はあります。

      ○中井委員長 それを前提に、防衛副大臣渡辺周君。副大臣、指名しました。(赤嶺委員「副大臣、何で。委員長、大臣をやらなきゃ」と呼ぶ)いや、知っているんなら出てきてください。知っている方が答えてください。

      ○渡辺副大臣 今委員から御指摘のありました点につきましては、今初めて聞いたというのが真相でございます。ですので、今おっしゃったメールというものをぜひ我々としてもこれを確認させていただいて、どのような形でそういうことになっていたのか、その内容はぜひ精査をさせていただきたいというふうに思います。

      ○赤嶺委員 指定されているから、知っているものと思って、出てきて期待をしたんですよ。こんな、知らない人を出すよりは大臣をお願いしたいと思います。

      ○中井委員長 理事会へ御提出いただいて、必ず返答をさせます。
       質疑を続けてください。

      ○赤嶺委員 ただ、このメールには続きがあります。リストに名前の挙がった職員を一堂に集めて局長が講話を行っていました。(発言する者あり)いや、本当です。

       人事係が各部の庶務担当者宛てに出したもう一通のメールがあります。日付は、一月十八日午後四時三十分。主題は、お知らせ、宜野湾市在住職員及び選挙権を有する親族がいる職員に対する局長講話。本文には次のように書かれています。

       先般、宜野湾市在住職員及び選挙権を有する親族がいる職員の調査を実施したところですが、その対象者に下記の日程で局長からの講話を実施しますので、指定された日に必ず聴講するよう、別添「聴講者リスト」の職員に通知願います。

       一月二十三日十六時、一月二十四日十時。聴講対象者、別添参照。講話者、局長。こう書かれています。

       要するに、職権を使って、宜野湾市に在住する職員、選挙権を有する親族を持つ職員のリストをつくらせ、該当者に防衛局長の講話を聞くよう指示、命令していたのであります。しかも、講話は、勤務時間中に庁舎四階の講堂で行われております。

       国家権力による選挙の自由への不当な介入ではありませんか。防衛大臣、こんなことが許されますか。

      ○田中国務大臣 お答えいたします。
       先ほど副大臣からも申し上げましたが、事実関係につきまして関係部局に至急確認をさせます。

       私がこの委員会に出席をする前に、事務次官から、先生からこういう質問があるのではないかという御指摘はいただきましたので、局といたしましては、そういう事実があってはいけないということで、今調査をしておるのだと思います。御指摘をいただきましたので、さらなる努力をして、事実関係を明確にいたしたいと思います。

       委員会の方でも、委員長が、その内容につきまして先ほど確認をするという手続をおとりになりましたので、並行して私の方で対処をいたしたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

      ○中井委員長 防衛大臣、あした予算委員会がありますから、始まるまでの理事会へ、その大臣の……(発言する者あり)静かにしてください。理事会に、局長講話等も含めて、きちっと出せるようにしてください。

      ○田中国務大臣 はい。委員長の御意向をしっかり受けとめたということで進めさせていただきます。

      ○赤嶺委員 私、メールを打った日にち、時間、極めて特定した中身でお話をしております。講話が開かれた日、講話が行われた場所。そして、リストは、宜野湾市の選挙権を有する職員、職員だけに限らず、親戚ですよ、家族やいとこや、そういうところまで調べてリストをつくれ。こんなの、総理、きちんと事実関係をやるということでありましたが、国家権力がこういう形で選挙に介入していく、こんなことはあってはいけないことだ、このような認識はお持ちですか。

      ○野田内閣総理大臣 まずは事実関係を確認させてください。

      ○赤嶺委員 事実関係を確認するのは当然であります。あってはならないこと、そういう認識があるかどうかを聞いているんです。

      ○野田内閣総理大臣 とにかく確認をさせてください。

      ○赤嶺委員 総理、どういう立場で確認するかですよ。
       あなた方は、年末、御用納めのときには評価書を午前四時に提出し、しかも、このリスト集めが始まった日付は一月四日、仕事始めの日ですよ。仕事納めにああいうことをやり、仕事始めにこんなことをやり、まず事実を確認してからなどと。こんなことはあってはならないことだという立場で確認すべきではありませんか。
       質問を終わります。


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        • 2017.01.11 Wednesday
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